2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『きのみの〜コスプレ研へようこそ〜』

現在、マスターアップに向けて最終作業中。 しばらく更新途絶えます。 『きのみの』の情報は↓から。 MarryBell http://www.pixpc.net/ よろしく。

第9戦カナダGP

F1

見所=ラスト数周、バトンを抜いたクルサード。 今年はクルサードがいちばん応援し甲斐ありそう。

『御手洗潔のメロディ』(島田荘司 著)

以前、島田荘司氏にハマって、御手洗ものと吉敷ものをアホのように読みまくっていた時期がありました。 そのとき読み逃していた1冊。 御手洗ものの短編4篇を収録。 以下、各話の感想。 「IgE」 4篇のなかでは、いちばんミステリしている作品。 ファミ…

『話し言葉の技術』(金田一春彦 著)

タイトル通り、話し言葉に関する本。 よくある“スピーチ”ハウツー本の先駆的著作といった感じの内容になってます。 むろん金田一先生の本なだけあって、日本語学的にしっかりアプローチと分析がされていて、読み応え充分。 しかるに。 人を説得する、魅了す…

『読む哲学事典』(田島正樹 著)

タイトル通り、哲学の本。 “事典”とあるものの、その実態は著者のエッセイ集みたいな感じ。 ただしそのテーマが、「愛と暴力」だったり「可能性と反実在論」だったり「検証主義とプラグマティズム」「超範疇と超越論的」「メタ言語と主体性」云々だったりす…

『火星縦断』(ジェフリー・A・ランディス)

ローカス賞受賞のハードSF。 作者はNASAの現役研究者で、最新のデータに基づくリアルな火星が描写されています。 文字通りハードな内容ですが、章が細かく分かれているので息継ぎしやすく、読みやすくはあるかと。 登場キャラも6人だけ(しかもひとりは序…

『日本殺人事件』(山口雅也 著)

日本推理作家協会賞受賞作。 舞台は一応、現代の日本。 けれどそこは人力車が走り、サムライが帯刀して街を歩き、切腹があたりまえのようにおこなわれ、茶道が必須の教養とされ、遊郭が合法的に栄えているという……ナンジャソリャ? な世界で。 そういう、聞…

ルマン24時間(厳密にはF1カテゴリじゃないけど)

F1

サッカーワールドカップの裏で、ルマン24時間がひっそりと開催中。 というか、この時間だと、もう結果はでてる頃かな(ニュースサイトにすらちっとも情報があがってないので不明)。 気づいてた人、何人いる? つか、少しは報道しろや? マスコミの皆さん? …

『しゃべくり探偵〜ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険〜』(黒崎緑 著)

探偵(ボケ)役の保住氏と進行(ツッコミ)役の和戸氏のかけあいで展開するお笑い系(?)連作ミステリ。 全4話構成で、第1話は地の文のない会話体、2話は書簡体、3話は電話でのやりとり(会話体の変形)、第4話は告白体と会話体で記述するという、ちょ…

『日本人形史』(山田徳兵衛 著)

日本人形の歴史をまとめた専門書。 日本の人形に関する通史として、書誌学的にも貴重な文献だそうです。 雛人形に頁が多く割かれています。 なんとなく興味があって読んでみただけ。日本人形史 (講談社学術文庫 (660))作者: 山田徳兵衛出版社/メーカー: 講談…

『ダックスフントのワープ』(藤原伊織 著)

すばる文学賞受賞の表題作ほか3篇収録。 文体とか会話のテンポとか、やっぱり巧いです。 “文学”だからというわけではないのでしょうが、どのお話も、後味はあまりよくないですが。 にしても『ダックスフントのワープ』の主人公。 美しい人妻やら女教師に、…

『きのみの〜コスプレ研へようこそ〜』

キャスティングが決定しました。 本郷真純 : 草柳順子さん 川名一子 : 榎津まおさん 川名千鶴 : 南見ちはるさん 上社明日華 : 佐藤千幸さん ということで、 pixpc.net http://www.pixpc.net/ にて、VOICEサンプル公開中。

『決められない! ──優柔不断の病理』

自分で物事がなかなか「決められない」人の病理に関する本。 内容的には、可もなく不可もなく。 こうすれば「決められる」ようになるとか、そういう実用的なことは記されてないので、優柔不断で悩んでいる人が読んでも、あまり問題解決にはならないかも。 む…

第8戦イギリスGP

F1

Q:えーと、見せ場は? A:バトンのブロー。 ……ほかになにか?

『モンスター 臨床心理医アレックス』(ジョナサン・ケラーマン)

アレックス・シリーズの第13作。 J・ケラーマンは好きな作家のひとり。 アレックス・シリーズといえば、最初の3作が扶桑社ミステリーからでたあと、新潮社文庫からカッスラーのダーク・ピットシリーズと競うように上下巻で発刊されつづけていたのが。 いつ…

『「私」のための現代思想』

「私」について考察した哲学入門書。 平易なことばで記されてますが、後半はけっこう手強いです。 筆者は冒頭できなり、この「世界」は錯乱していて、正気ではなく狂気に支配されていると説きます。 その「腐りきった」社会に適応できてる人間はいいけれど、…

『認知意味論のしくみ』

認知言語学による意味の研究(認知意味論)に関する入門書。 ・「馬鹿正直」「くそ真面目」の「馬鹿」「くそ」は、元の意味とどう違っているのか? ・「やっと」と「ようやく」の意味のちがい。 ・「太った」より「ブタになった」といわれる方がムカつくのは…

『ヲタクだもの』

B○○K・○FFにて250円で売ってたのを、さらに50円割引券を使って保護。 什器の隅で「買ってぇ〜」オーラをやけに発してる本があったので、何気に手にとったら、本書でした。 ヲタのものはヲタに還る……いやいや。 ……ここまで自虐的にならんでも。 と、思い…

『亜愛一郎の狼狽』(泡坂妻夫・著)

いまさらながら亜愛一郎。 和製ブラウン神父。 第四話「掌上の黄金仮面」は、被害者カワイソス。 第七話「ホロボの神」が愛一郎の面目躍如(?)で、個人的にいちばんよかったかと。 そのうち『転倒』『逃亡』も読みます。亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)作者…

『てのひらの闇』(藤原伊織・著)

というわけでイオリン。 『テロリストのパラソル』『ひまわりの祝祭』から、さらに主人公の超人度がパワーアップ(笑)。 主人公サイドのキャラの能力値も無駄に高いし。 それでいて違和感なく物語に引きこむ手腕は流石。 あいかわらず、文体も会話もストー…