2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧
おかげさまで外注で仕事の依頼を何件かいただき、まだ当面はエロゲの企画やシナリオに関わって食っていけそう。 本格的に忙しくなるのはしばらく先なので、同人系ならまだ承ける余裕も若干。 興味のある方はメールにて、お問い合わせください。
以前読んだ『法華経を読む』とおなじ著者による、「維摩教」の解説書。 在家の仏教信者・維摩居士を主人公にして、仏の教えを説くお経なので、「維摩教」。 上で読んだ山上憶良の「日本挽歌」にも、維摩の名がでてきます。 いろいろありがたい教えを説いてい…
大岡信氏による万葉集本、その第2巻。 万葉集の巻五に収録された大伴旅人と山上憶良の歌にかなりのページを割いてます。 「日本挽歌」に「貧窮問答歌」、「沈痾自哀文(ぢんあじあいぶん)」等、憶良の散文がおもしろい。私の万葉集〈2〉 (講談社現代新書)…
『蚊トンボ〜』を途中で挫折した身には、読み進めるのが最初不安だったものの。 幸いにして藤原ワールド全開な内容でした。 広告業界を舞台にした、ビジネス・ハードボイルド。 しがないエロゲのシナリオ屋から見れば、あまりに眩しい世界の物語。 展開がわ…
言語学者による言語学のエッセイ集。 チョムスキーから語用論、サヴァンからボノボまで、幅広く言及。 言語学の現状とか、どこへ向かっているのかとか、いろいろ俯瞰できます。 いやしかし。 非常に興味深い内容ながら、学術エッセイのため専門用語続出で、…
……で、私事ながら。 個人的な事情から、12月15日付をもって(有)セルワークスを退職しました。 今後は当面のあいだ、フリーで企画やシナリオをやっていくことになりそう。 というわけで、お仕事、募集中です。 問い合わせは↓こちら。 turkey@green.interq.o…
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再々々々……読。 シマックは、私にとっては神様みたいな作家。 とくに『都市』は、聖典というか座右の書というか。 中2のときに本書を読んでSFにハマり、活字中毒の道へ。 以来、何度読み返したやら。 ひさびさにまた読みたくなって。 何度読んでも、しみ…
「折々のうた」等で知られる大岡氏の“解釈”による、『万葉集』の入門、手引き書。 全五巻中の第一巻目。 『万葉集』巻一〜巻四に収録された歌のなかから代表的なものをとりあげ、その歌の訳や詠われた背景などを解説。 『万葉集』の編纂された時代や、歌が収…
車から、人、飛行機、アリの世界、インターネットにいたるまで、あらゆる“渋滞”についての謎を解明した本。 さまざまな分野で発生する“渋滞”現象を、専門の枠を超えて研究するというのは、ここ最近はじまったばかりの新しい学問だそうで。 高速道路でなぜ渋…
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『〜招待』とあるから、入門書かと思って読んだら、なかなか手強い。 引用文、例文の半分以上が英文なため、いまいちピンとこない部分もあったり。 ふだん英語になじみのない身には、mayやmustやcanやshouldが発話内で、どのように意味解釈されるか説明され…
エッシャーが描いた超建築物が実際に存在している街(世界)を舞台にした、ミステリ連作集。 その時点で一般常識や物理常識が歪んでしまうので、ミステリとしてどこまで成立するか否か興味深いところで。 まあ、微妙、夢オチ的なノリもなきにしもあらず、成…
国名シリーズ第5弾。 短編7篇収録。 火村モノのやや番外編的な内容。 表題作『ペルシャ猫の謎』はたしかに禁じ手かもしれないけど、このあとで読んだ『エッシャー宇宙の殺人』(↓)にくらべれば、全然。 『悲劇的』の火村助教授のシニカルさがよかった。ペ…
ダーク・ピット・シリーズの第18弾。 原題『BLACK WIND』が、ずいぶん直球な邦題になっちゃって、まあ。 今回の敵は、将軍様の国、北○鮮。 首魁は、大実業家として大韓○国に潜入している北○鮮工作員。 ……折しもお隣の国では、政治家のスパイ疑惑問題が騒ぎに…
http://www.hakagi.com/echecker.html 超簡易・属性判断なしをなんとなくやってみたらば。 いきなり最初の質問で。 「『はじめてのおるすばん』どう思う?」 ……という質問が。 「大好きだよ」と、答えておきました(笑。
タイトル通り、深海に棲む生物について紹介・解説した本。 カラーページが豊富で、海の怪物(?)の写真が多彩に掲載されてます。 白いヒモのようなシギウナギとか、口が異常に巨大なフクロウナギ、とにかくヘンな顔のスティフォルス、幻想的なクラゲ各種、…
MarryBell『永遠ズ語リ−少女凌辱秘抄−』 http://www.pixpc.net/ マスターアップしました。 ダウンロード版:12月8日 パッケージ版:12月15日 発売。
「法華経」の内容について書かれた解説書。 「法華経」も、よくある新興宗教の教義も、内容的にそんな変わらないじゃん。 というのが、本書を読んでの正直な感想。 “小乗”へのあからさまな敵意、「法華経」の悪口をいう者は愚者扱い、「法華経」を信仰しその…
柄刀氏を読むのは、『3000年の密室』につづいて2冊目。 “宇佐見博士”を探偵役にした(連作)短編集。5篇収録。 宇佐見博士(の意識)が異世界に迷いこんだり過去に跳んだりする、多少の不思議時空展開もありますが。 内容は本格推理。 各篇、エッシャーの…