2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『読む数学』(瀬山士郎)

一次関数から多項式関数、指数、対数、三角関数、微分、積分、幾何学等……。 高校までに習う数学(一部テイラー展開等、大学で習うのもあるけど)を、読み物ライクに平易に説いた解説書。 高校、大学とずっと理系で一応は数学を修めてきたものの、そのあと遠…

サンプルボイス公開

MarryBell『永遠ズ語リ−少女凌辱秘抄−』 http://www.pixpc.net/ キャスト発表&サンプルボイス公開しました。 体験版も、近日公開予定。

『占い師はお昼寝中』(倉知淳)

倉知淳を読むのは本書がはじめて。 いつもぐーたら寝てばかりいるエセ占い師・辰寅叔父(探偵役/外見もぱっとしない)と、女子大生のシャキシャキニセ巫女・美衣子(一応美人設定?)による安楽椅子探偵連作集。 全6話収録。微妙?ハートフル。 目を見張っ…

『シャッター・アイランド』(デニス・ルヘイン)

一応、ラストでどんでん返しがあるものの、全体の読後感はイマイチ。 読んでいる途中でなんとなく、ラストのネタが予想できてしまう展開。 で、それをごまかすためか? どうにでも解釈できそうな曖昧な終わり方で物語を締めくくったり。 暗号が残されていた…

『服用量に注意のこと』(ピーター・ラヴゼイ)

ラヴゼイの第三短編集。16編収録。 ラヴゼイといえば、殿下シリ−ズやダイヤモンド警視シリーズに一時ハマッていたこともありました。 好きな作家のひとりながら、短編集を読んだのはこれがはじめて。 殿下もダイヤモンド警視も登場してきて、まあ、懐かしい…

『草迷宮』(泉鏡花)

胎内回帰願望的幻想妖怪譚。 物語が入れ子構造的に進んでいくため、うっかり文章を読み飛ばしたり流し読みしようものなら、たちまち話がわからなくなる危険があるものの。 文章に惹かれてじっくり読んでいくと、本当に、頭のなかトリップするというか。草迷…

『半七捕物帳(二)』(岡本綺堂)

一三編収録の第二巻。 いま読んでも、まったく色褪せぬ面白さ。 語り口の巧さにも惹かれます。半七捕物帳〈2〉 (光文社時代小説文庫)作者: 岡本綺堂出版社/メーカー: 光文社発売日: 2001/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (3…

『秋の花』(北村薫)

……思わずホロッときました。 ある意味救いのない物語を、ここまで感動的に描きだす著者が、とにかく凄まじい。秋の花 (創元推理文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1997/02/16メディア: 文庫 クリック: 176回この商品を含むブログ (108件)…

『数学と論理をめぐる不思議な冒険』(ジョセフ・メイザー)

……たぶん良書。 ピュタゴラスの定理に関する逸話とか、無限に関する話とか、確率に関する話とか、読み物風にまとめてあって、まあ、面白く読める……かもしれない。 ただ、数学の話が読みたいのに、なんかぜんぜん関係ない話題を前フリにして、そこから強引に…

『文章読本さん江』(斎藤美奈子)

古今東西の文章読本・文章指南書およびそのたぐいを徹底的に集めて分析して、その中身を皮肉る良書。 いや、ホント、面白い。 様々な文章読本(およびその類著)が紹介されてるので、自分に適した読本を探しだすのにも最適(ウソ)。 よくぞここまで集めたな…

『ホンモノの敬語』(柴田武)

敬語と日本語の関わりを解いた本。 敬語の使い方について説明したマニュアル本の類ではないです。 といっても、実質、敬語について記されているのは最初の1章のみ。 以降は、「話しことば」あっての「書きことば」という話や、日本語に氾濫する外国語/カタ…

井上夢人『ダレカガナカニイル…』挫折

……主人公の性格、思考がどうにもムカついて。 ラストまでつきあう気力が沸かず。