2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『肉の顔役(上・下)』(団鬼六)

久々に団鬼六を読んだとゆーか。 ……若いころは、お世話になりました。 んでも、エロゲのシナリオ書くようになってからは、ポルノ小説はとんと読まなくなって。 というか、読めなくなって。 没落した華族の美夫人とその娘が、花電車のプロになるため過酷な調…

『日本語はおもしろい』(柴田武)

日本語に関する様々なテーマを論じた本。 エッセイよりは詳しく、かといって専門書というほどには深くなく。 「は」と「が」の相違に関して大野晋氏の意見を紹介してるものの、いまいち否定的な感が拭えず。 大野氏信者(?)としては、いまいち悪印象。 と…

『「君の名は」の民俗学』(岩井宏實)

日本人の「名前」観について、民俗学的な見地から考察をしたもの。 それ以上でも以下でもなく。 しいていえば、全体的にもうちょっとつっこんだ解説、説明が欲しかったところ。 古代の求愛行為「呼ばい」が、いつのまにか「夜這い」に変わったというのが、面…

『半七捕物帳一』(岡本綺堂)

岡本綺堂は以前から読みたいと思いつつ、なかなかそのきかっけもなく。 と思ったら、先日、某中央図書館のリサイクル図書サービスで全六巻中、二巻〜六巻を無料でゲット。 一巻だけないのが寂しいので、古本屋で一巻を別途購入。 で、その一巻目。 短編十四…

『レッスルエンジェルズサバイバー』

http://www.success-corp.co.jp/software/ps2/was/index.html 現在、38年目10月。 所持AP:93115。 マッチメイクをきっちりやって、タッグ法を導入、一部の試合をマニュアルでやったりすると、1ヵ月進めるのに1時間以上は確実にかかってしまふ。 最近は時…

『日本語の起源 新版』(大野晋)

かなり昔に旧版を読んだ覚えがあって、今回は新版の方。 日本語の起源については異説異論が多々あるようですが、私は大野氏のタミル語起源(同系)説で異存はないです。 他の起源説の本も何冊か読んだことありますが、いまいちピンとこない。 タミル語説が、…

『「記紀」はいかにして成立したか』(倉西裕子)

『日本書紀』において天皇は「あまつひつぎ(しろしめす)」と記され、『古事記』では「あめのした(しろしめす)」と記されていることを足がかりに、さまざまな資料を読み解き、「記紀」の謎に迫っていく本書。 著者自身がどこまで意図してたかは不明ながら…

『QED〜ventus〜 御霊将門』(高田嵩史)

シリーズ最新刊。 神山禮子のラストのアレ、迂闊にも引っかかっちまったぜぃ……orz. ちょっと深読みすればわかることだったのに……はっきりいって、悔しい。 将門については、以前から“悲劇の英雄”というイメージを抱いていたので、今作での結論は素直に納得。…

『アークエンジェル・プロトコル』(ライダ・モアハウス)

ハヤカワの青背なのに「アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞」という惹句と、表紙のディードリ(ヒロイン)の絵に惹かれました。 私立探偵な女主人公が、事件に巻きこまれ、逃げまわっているうちに事件が解決していた……みたいな印象があって、正直、物足りない…

『レッスルエンジェルズサバイバー』

http://www.success-corp.co.jp/software/ps2/was/index.html 現在、37年目8月。 所持AP:88632。 泥棒に入られ、25%もってかれて資産が減りました。 1ヵ月進めるのに1時間以上かかってるので、リセットする気にもなれず……orz. 現在の選手層は以下の通り…

『日本語の文法を考える』(大野晋)

某中央図書館のリサイクル図書で、無料でゲット。 やっぱり、すごく得した気分な1冊。 大野晋氏の著作も、けっこう手にはいりづらいものが多いので。 表題通り、日本語の文法の本。 日本語の文法は、研究者の解釈や方法論によってまちまちで、「大野文法」…

『雲の中の証人』(天藤真)

古本屋で100円で叩き売られていて、即買い(角川版のほう)。 すごく得した気分。 短編6編を収録。 内、1編を除けば、皆、弁護士・法廷モノあるいはその亜流。 ユーモアたっぷりなものから、社会派のシリアスなモノまで、バラエィあふれる内容になってます…

『五十円玉二十枚の謎』

毎週土曜、五十円玉二十枚を千円札に両替してくれとやってきて、渡された札を奪うように受けとり去っていく男。 はたして彼は何者なのか? どうやって毎週、五十円玉を二十個も集められるのか? 決まった日時に両替にくる理由は? ミステリ作家の若竹七海氏…

『ユートピアとウマレキヨマリ』(宮田登)

民俗学大家の論文、エッセイ、講演等を同一テーマに沿って収録したもの。 隠れ里/常世の国/地蔵浄土/鼠浄土/山中他界/補陀落渡海/再生譚/白山信仰/オシラサマ/天道念仏 ……等々のキーワードのどれかに引っかかる人なら、興味深く読めるかも。宮田登…

『レッスルエンジェルズ サバイバー』

http://www.success-corp.co.jp/software/ps2/was/index.html 最近は、1日1ヵ月のペースでのんびり進めてます。 マッチメイクに時間がかかりすぎ。 試合は否観戦でも、マッチメイクさえしっかりすれば、素質のある選手はけっこう育ってくれます。 現在、35…

『マーダー・プラン』(ジョナサン・ケラーマン)

臨床心理医アレックスシリーズ第14作。 安楽死を請け負うドクター・キリコみたいなニセ(?)医師が猟奇殺人され、その犯人を追う内容。 前作『モンスター』は捜査協力者として第三者的な立場から事件を追いましたが、今回は自分の担当した患者が事件関係者…