2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『WILD ARMS 2nd IGNITION』

『V』をクリアした勢いで、これまで未プレイだった『2』にも手をだしてみました。 いまさらなPSのゲームはさすがに最初こそグラフィックが厳しく感じられたものの、すぐ慣れました。 ストーリーはやや強引ながらも王道。 エンディングも納得のいく方向で…

『人狼原理』(クリフォード・D・シマック)

これも再々々……読。 シマックの著作のなかでは、『都市』や『中継ステーション』にくらべてかなりマイナー。 序盤は、物語がどういう方向に流れていくのが予測し難い……ものの、全体としては肩すかし気味で、やや物足りず。 とはいえシマック“らしさ”は全編に…

『日本語不思議図鑑』(定延利之)

「オボコ」→「イナ」→「ボラ」→「トド」と名前を変える出世魚は、結局、何回名称を変えたことになるのか? とか、 「消防署長」と「消防署署長」、正しい表記はどっち? とか、 「画質の劣化を最大限に抑える」と「画質の劣化を最小限に抑える」、どちらの表…

『はじめからの数学1 幾何学 空間と形の言語』(ジョン・タバク)

良書。 ユークリッド以前の時代から現代にいたるまでの、幾何学の変遷を綴った本。 数学の歴史を俯瞰していく内容になっていて、とくに難しい数式や複雑な図形がでてくるわけではなく。 読み物として非常に面白く、文系の人でも楽しく読めるのではないかと。…

『詩への道しるべ』(柴田翔)

初心者向けの詩の鑑賞入門。 自分のように鑑賞能力の欠如した人間には、こういう手引き書も必要。詩への道しるべ (ちくまプリマー新書)作者: 柴田翔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/06/01メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を…

『中継ステーション』(クリフォード・D。シマック)

『都市』に続いての再々々……読。 ヒューゴー賞を受賞したシマックの代表作。 初読時の面白さはシマック随一で、私も一気読みでした。 ただ、物語があまりに予定調和で終わっているため、一度話の展開を知ってしまうと、二読、三読がやや退屈になってしまう。…

『日本語の森を歩いて フランス語から見た日本語学』(フランス・ドルヌ+小林康夫)

サブタイにあるように、フランスの言語学者の視点から見た日本語学の本。 机の「上」や部屋の「奥」、家の「前」、庭「先」などの表現、表記のちがいから、日本語とフランス語の空間認識のちがいを解いたり。 あるいは外国の日本語学習者が迷う助詞「で」と…

『読み替えられた日本神話』(斎藤英喜)

日本神話のスタンダード(?)『古事記』と『日本書紀』。 しかるにそこに記された神話は、後の世になって、その時々の権力者や社会情勢、社会事情等によって、多彩に解釈されていく。 例えば中世において、国家の聖典『日本書紀』は『日本紀』へと読み替え…

『身体の哲学 精神医学からのアプローチ』(野間俊一)

こちらも一見易しそうに思えて、読んでいくと途中から非道く手強くなっていく。 まあ、タイトルにある通り「哲学」の本だし。 拒食症、解離症、境界例などの病例に依りながら、「身体」と「精神」の有り様について解き明かす。 「私ちは身体を生きている」と…

『2次元より平らな世界』(イアン・スチュアート)

2次元世界の少女ヴィッキーが、3次元世界からの使者スフィアに導かれ、様々な幾何学世界を巡る物語。 というか、物語の体裁を借りた幾何学の解説書。 E・A・アボットという人物が、いまから1世紀以上も前に刊行した数学入門書の名作『2次元の世界』の…

『アフターマン』(ドゥーガル・ディクソン)

5000万年後の地球に棲息する生き物の姿、生態を想像して紹介した本。 かなり前に話題になったけど、そのときはまったく興味なく。 いまになってなんとなく読んでみたくなって、図書館で借りてみた。 奇態な生き物のイラストは眺めてて、それなりに面白い。 …

『「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート』(コリン・ジョイス)

長年日本に在住している英国人新聞記者(『デイリー・テレグラフ』東京特派員)が見た日本の風俗、文化などをおもしろ可笑しくつづった本。 「外国人の目に日本という国がどう映るか」というのはありがちなテーマながら、筆者の視点がわりと下町寄りなのがお…

『ワイルドアームズ the Ⅴth Vanguard』

先年末にクリア。 シリーズ10年間の集大成という文句に、一応、ウソはなかったかと。 ■ストーリー 王道的熱血ストーリーで、素直に惹きこまれました。 ■エンディング このシリーズはエンディングで毎回落胆させられていたので、今作も心配だったものの。 今…

『言葉、通じてない? コミュニケーションの歴史としくみ』(石井正人)

タイトルと表紙を見るかぎりだと、会話(コミュニケーション)のための実用書のようだけれど。 そうではなく、言語コミニュケーションのしくみについて考察した解説書。 コミュニケーションの場がどういう風に形成されるのかといったことがらを、歴史や言語…

『古事記の起源』(工藤隆)

無文字文化の「生きている神話」「生きている歌垣」がいまなお残る中国長江流域の少数民族文化を調査し、『古事記』の成立過程のモデルの構築を試みた本。 ぶっちゃけ『古事記』神話の元ネタについて考察した内容。 「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作…

『蕭々館日録(しょうしょうかんにちろく)』(久世光彦)

大正から昭和にかけての時代を背景に、芥川龍之介、菊池寛、小島政二郎をモデルにした三人の作家とその友人、知人たちの姿を描いた長編。 泉鏡花文学賞受賞作。 小島政二郎をモデルにした作家・児島蕭々の自宅(蕭々館と命名)に、日毎、夜毎、蒲池(菊池寛…