『うぬぼれる脳』

原題は「THE FACE IN THE MIRROR」。
素直にサブタイにある通り『鏡のなかの顔』とすればいいのに、わざわざこんな邦題にする意味が不明。
セルフ・アウェアネス(自己知覚)に関する本。
鏡に映る像を見て、どうしてそれが「自分」だとわかるのかについての考察。
チンパンジーは鏡に映っているのが自己像だと理解できるけど、サルはできないそうです。
あと、一般には左脳優位といわれてるけど、自己知覚には右脳もがんばってるんだよーという話。
脳科学に興味があるなら、なかなか楽しく読めます。

なによりこういう本を読んだあとは、ちょっとだけ頭がよくなった気になれるのがよいです。
たとえ気のせいでも。

うぬぼれる脳―「鏡のなかの顔」と自己意識 (NHKブックス)

うぬぼれる脳―「鏡のなかの顔」と自己意識 (NHKブックス)