『お尻とその穴の文化史』

べつに、いかがわしい本じゃありませんよ?
だって、某中央図書館で借りた本だし。うん。
まー、ウチの本棚にはしっかり、『うんち大全』とか『スカトロジー大全』とかが納まってたりするワケですが、まあ、それはどうでもいいことで。
いやしかしエロなシナリオやってる身としては、こっち方面のトリビアも知っておくにこしたこともなく。
個人として興味があるワケじゃぁー、ないですよ?
 
著者のふたりは、肝臓、腸、消化器のお医者さん。
臀部および菊門に関する生理から、歴史文化風俗、アナルセックス、拷問、病気等を詳細に網羅した内容になってます。
 
20世紀初頭にヨーロッパで実際に流行した、お尻丸出しな美少女の絵はがきとか。
飢えたネズミを肛門に突っ込んで、内臓を掻きむしらせる拷問法とか。
萌えとえぐさがほどよくカオスした中身になっていたりいなかったり。
 
本書によると、座薬は、平らな方を先にして肛門に挿れるのが正しいそうです。
尖った方がうしろになることで、あとは肛腔の圧力がかかることで勝手に奥へ入っていく……というのが、その理由。
本当かどうかは尻ません。
あと、マリリン・モンローの死因は“灌腸(かんちょう)”らしいです。
 
お医者さんが著した本ということで、当然本書はお尻の病気についての記述にかなりの頁が割かれてて。
どんな病気もそうだけど……罹りたくない病気のプチ見本市、みたいな。

お尻とその穴の文化史

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うんち大全

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スカトロジー大全

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