更新が途絶えていたあいだに読んだ本(一部)
まとめて紹介。
『鉄道ミステリー傑作選 急行出雲』(鮎川哲也 編)
→鉄道を扱ったミステリ短編(一部SFやショートショートもあり)を集めたアンソロジー。昔のほとんど知られていない作家の作品も収録。無名作家の作品にも、決してあなどれないレベルのもの多数。
- 作者: 鮎川哲也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1986/07
- メディア: 文庫
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『ドッペルゲンガー宮』(霧舎巧 著)
→第12回メフィスト賞受賞作。キャラの性格にいまいちついていけない部分もあったものの、充分愉しめました。
ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ (講談社文庫)
- 作者: 霧舎巧,はやみねかおる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/06/13
- メディア: 文庫
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『アメリカ銃の謎』(エラリー・クイーン 著)
→クイーンの国名シリーズで、唯一読み逃していたもの。トリック的には凡作。まあでも、クイーンを読んでる感はバリバリ。
- 作者: エラリー・クイーン,井上勇
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1961/04/14
- メディア: 文庫
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『地獄の佳き日』(富樫倫太郎 著)
長編伝奇小説。酒呑童子征伐譚を軸に、陰陽師や玉藻前(金毛九尾の狐)、白河法皇の陰謀等を絡めて展開。それなりに面白かったけど、個人的には食い足りず。
- 作者: 富樫倫太郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/06/13
- メディア: 文庫
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『ホークスビル収容所』
SF短編のアンソロジー集。たまにはSFでも、ということで。表題作『ホークスビル収容所』(シルヴァーバーグ)、『反重力ビリヤード』(アシモフ)の2作が個人的に◎。こういうストレートなのがやっぱり好き。
ホークスビル収容所 (ハヤカワ文庫 SF 375 ワールズ・ベスト 1968)
- 作者: ドナルド A.ウォルハイム,テリー・カー,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1980/01
- メディア: 文庫
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『レトリックの記号論』(佐藤信夫 著)
同文庫からでている『レトリック感覚』『レトリック認識』(←どちらも名著!)の著者による記号/レトリック論。というか、一種のエッセイ集。奥が深い。
- 作者: 佐藤信夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/11/04
- メディア: 文庫
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『日本語の歴史』(山口仲美 著)
現代の日本語(おもに書き言葉)が、どういう過程で出来上がったかを解説。万葉仮名からはじまった“日本語”は、江戸時代には歴史的な様々な要因の末、「話し言葉」と「書き言葉」が決定的に分離してしまう。それが明治以降、言文一致へと移行していく。そうした流れを、歴史的に順を追って説明した本というのは、じつはけっこう珍しいかも。
- 作者: 山口仲美
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/05/19
- メディア: 新書
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