『アークエンジェル・プロトコル』(ライダ・モアハウス)

ハヤカワの青背なのに「アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞」という惹句と、表紙のディードリ(ヒロイン)の絵に惹かれました。
私立探偵な女主人公が、事件に巻きこまれ、逃げまわっているうちに事件が解決していた……みたいな印象があって、正直、物足りない。
アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞」ということで、もっとミステリ仕立てのトリックとかどんでん返しを期待してたぶん、肩をすかされたというか。
あくまで本質はサイバーパンク+ファンタジー
微妙、女探偵ものハードボイルド風味といった感じ。
 
けっして面白くなかったわけではなく、ちょっとでも興味を抱いたら、読んで損はしないかと。
続編の翻訳がでたらたぶん即買いすると思う。

アークエンジェル・プロトコル (ハヤカワ文庫SF)

アークエンジェル・プロトコル (ハヤカワ文庫SF)