『ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件』(山田正紀)

文庫版がでたら読もうと思っていたものの、つい買いそびれていて、最近ようやくGET。
著者が山田正紀氏で本格ミステリ大賞受賞作で、作品紹介に「本格探偵小説のあらゆるガジェットを投入」云々とあったら、それだけで期待は膨らむ。
読む前からこれだけワクワクしたミステリも珍しい。
 
もっと伏線が錯綜して、話がガチャガチャして、読みづらいかと思って(かつ期待して)いたら、そうでもなく。
わりとすんなり読み進めていけて、ちょっと驚き。
想像していたのと若干方向性がちがっていたものの、内容に偽りなし。
読み応え充分で満足。
でも、まだ微妙に食い足りない気もしないでもなく。

ミステリ・オペラ (上) (ハヤカワ文庫 JA (811))

ミステリ・オペラ (上) (ハヤカワ文庫 JA (811))

ミステリ・オペラ (下) (ハヤカワ文庫 JA (812))

ミステリ・オペラ (下) (ハヤカワ文庫 JA (812))