『『クロック城』殺人事件』（北山猛邦）

古本屋で本書を見かけて、面白そうと思って購読。
不見識ながら、こういうミステリ作家さんがいたこともこれまで知りませんでした。
　
ライトノベルを彷彿させる世界設定やキャラ造詣（＆ネーミング）ながら、トリックはわりと本格。
『カリオストロの城』を観て思いついたんじゃなかろーかと、勝手に思ってみたりして。
首ちょんぱ殺人の動機に関しては、確かに前代未聞かもしれない。
　
ただ、世界の終わりとかＳＥＥＭとか十一人委員会とか菜美の存在とか。
なんか蛇足のような気もしないでもなく。
面白かったけど、なんかすっきりしない。

『クロック城』殺人事件 (講談社文庫)