『煩悩の文法』(定延利之)
・庭に木がある。
・庭で木がある。
この2つの文章を比べると、前者の方が自然な印象がする。
一方、
・庭にパーティがある。
・庭でパーティがある。
だと、後者の方が自然。
日本語のこうした違いがどうして生じるのかを、「体験」をキーワードに解き明かしていく。
学校では教わらない“文法”の妙を教えてくれる1冊。
煩悩の文法―体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話 (ちくま新書)
- 作者: 定延利之
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/07
- メディア: 新書
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