『煩悩の文法』(定延利之)

・庭に木がある。
・庭で木がある。
この2つの文章を比べると、前者の方が自然な印象がする。
一方、
・庭にパーティがある。
・庭でパーティがある。
だと、後者の方が自然。
日本語のこうした違いがどうして生じるのかを、「体験」をキーワードに解き明かしていく。
学校では教わらない“文法”の妙を教えてくれる1冊。