『文字の美・文字の力』(杉浦康平)

“文字”というのは単なる情報伝達の手段ではなく、言霊的呪力をもった存在として古より人々の生活に密着してきた。
本書は、日本や中国、韓国、台湾等、漢字文化圏において装飾として描かれた“文字”を美麗な写真とともに紹介していく。
その対象は、装身具や美術品、日常品、民具、衣類など多種多彩。
目にも楽しく、“文字”の魅力を追求する良書。
写真と一緒に添えられている筆者の文章(解説文)がやや詩的で……自分は絶対書けないタイプの文章だなぁと、そんなことをつらつら思ったりして。

文字の美・文字の力

文字の美・文字の力