『言葉と病い その起源と発達論』(豊永武盛)

日本語の起源や、乳幼児の言語獲得と精神発達論等々を、精神医の立場から“身体内感覚”をキーワードに考察していく。
精神分裂病神経症、躁鬱、ヒステリー等の原因を"身体内感覚"から探り、その症例、さらに治療法を筆者自身の経験に基づいて描きだす。
文章は平易なものの若干説明不足な感も否めなく、専門書というわけでもなく……正直、不思議な本。
興味深く読める良書……ではあると思うけど、ちょっと物足りない。

言葉と病い―その起源と発達論

言葉と病い―その起源と発達論