『御社の営業がダメな理由』

“営業”とは無関係な仕事に就いてるので、まあ、雑学的興味で手にとってみただけなのですが。
わりと納得のいく内容で、面白く読めました。
 
ゲームライターからエロゲのライターに転身するまでの一時期、短期間ながら普通の会社に勤めたことがあるんですが。
そのさい、どうしても無意味としか思えず苦痛だったのが、終業時の業務日誌の記入作業。
日誌なんて、虚実織り交ぜいくらでもそれらしく記すこともできるわけで。
しかも、記したところで、誰かが念入りに読んでくれるわけでもなく。
それ自体になんら生産性がない作業を、就業時間が終わってから毎日強いられるのは、まさに時間の無駄としか思えなくて。
あるいは、そう感じる自分の感覚がおかしいのかとも思いつつ。
 
で。
 
本書には、業務日誌(営業日報)の作成がいかに無意味で無駄な行為かが、明解に説明されてました。
胸のつかえがおりたというか。
ちょっと快哉

御社の営業がダメな理由 (新潮新書)

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