『数学と論理をめぐる不思議な冒険』(ジョセフ・メイザー)

……たぶん良書。
ピュタゴラスの定理に関する逸話とか、無限に関する話とか、確率に関する話とか、読み物風にまとめてあって、まあ、面白く読める……かもしれない。
ただ、数学の話が読みたいのに、なんかぜんぜん関係ない話題を前フリにして、そこから強引に展開していくというか。
著者が若い頃に出会った人たちの思い出話をつらつらされても、こっちはどーでもいいわけで。
ともかく無駄に冗長なところがあって、そのあたりがう〜んといった感じ。
著者が自分の文章に酔ってるような面がこころもち鼻につくというか。
なんか、いろいろ微妙。
いや、面白くないわけじゃないんですけどねー。

数学と論理をめぐる不思議な冒険

数学と論理をめぐる不思議な冒険