『草迷宮』(泉鏡花)

胎内回帰願望的幻想妖怪譚。
物語が入れ子構造的に進んでいくため、うっかり文章を読み飛ばしたり流し読みしようものなら、たちまち話がわからなくなる危険があるものの。
文章に惹かれてじっくり読んでいくと、本当に、頭のなかトリップするというか。

草迷宮 (岩波文庫)

草迷宮 (岩波文庫)