『サラマンダー殲滅(上・下)』(梶尾真治)

カジシン初読。
で、いきなりこれ。
 
テロリストに夫と子供を殺された美人妻が、戦士の訓練を受け、復讐を果たす物語。
と、いえば、新谷かおる氏の『砂の薔薇』を思いだす。
ただし向こうは現代社会が舞台、こっちはSF。
 
なんというか、直球ストレート、それも剛速球、力業な展開。
でも、巧い。
悪党は最後まで悪党で、因果応報、報いを受けて。
イイヤツは最後までカッコよく。
上巻半分くらい読んだあたりからは、止められなくなって、一気読み。
読後の充足感が半端でない。

サラマンダー殲滅(上) (光文社文庫)

サラマンダー殲滅(上) (光文社文庫)

サラマンダー殲滅(下) (光文社文庫)

サラマンダー殲滅(下) (光文社文庫)