『言語と思考』(ニック・ランド)

認知心理学の入門書。
タイトル通り、言語と思考の関係を、章立てして論説していく。
日本語と英語、スペイン語など、言語がちがえば思考も違ってくるのか? とか。
話者の社会的背景や身分、性差によって言語はどうちがってくるのか? 等々。
個人的には本書の後半部、意志決定や問題解決と思考との関係を考察した記述(ヒューリスティックの話)が興味深かった。
 
ややコンパクトにまとまりすぎてる気はするものの、まあまあ読みやすい。

言語と思考 (心理学エレメンタルズ)

言語と思考 (心理学エレメンタルズ)