『黄金比はすべてを美しくするか?』(マリオ・リヴィオ)

黄金比の本。
黄金比とは、古来もっとも美しいとされる比率(1:1.618……)で、オウムガイの殻の出来方やひまわりの種の配列など、自然界にも多く存在している。
本書では、黄金比に憑かれた人々の逸話や、黄金比に関する古今東西のエピソード、伝説をとりあげ、紹介。
絵画や音楽、果ては詩といった美術、芸術の数々に建築、哲学、宗教等々、あらゆるものに隠されている、散見されるとされる黄金比についての真偽を解き明かしていく。
  
一応は「数学」の本だけれど、数学知識はなくても大丈夫。
むしろ哲学書に近い気がする。
ただ、音楽に知識がないと、一部の記述がチンプカンプンだったり。

黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語

黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語