『はじめからの数学2 代数学』ジョン・タバク)

メソポタミア文明の時代から、ピュタゴラスを経て、フェルマー、アーベル、ガロア、そして現代へと繋がる「代数学」の歴史と変遷、数学者たちの軌跡を描く数学入門書。
古代エジプトや中国、インド、イスラム等の数学の歴史についても言及。
日本の「算聖」関孝和のことも若干語られてます。
 
あくまで「読み物」として記されているので、数学についての難しい知識は必要なし。
いまの中学や高校でふつうに習う「代数」が、歴史的にいかに紆余曲折を経てできあがったかがよくわかる。
 
アルゴリズム」という言葉は、イスラムの数学者アル・フワーリズミー(780年頃〜850年頃)の名前が由来だそうで。

はじめからの数学 (2) 代数学 ~集合、記号、思考の言語

はじめからの数学 (2) 代数学 ~集合、記号、思考の言語