『宮田登 日本を語る13 妖怪と伝説』(宮田登)
民俗学の大家、宮田登氏の論文やエッセイ、講演集。
表題通り、日本各地に伝わる伝説や伝承、民話、妖怪話等をとりあげる。
本書によると、世界レベルからみて、日本の神話・伝説の量は豊富だそう(p.89)。
これは、もともとのオリジナルが、後世において都合のよいように改作がくりかえされ、ルーツが不明瞭になっていった結果。
なのだが逆に、日本人の世界観の多様性を示してもいる、とのこと。
……コミックやアニメやゲームが日本で発展したのも、わかる気がする。
- 作者: 宮田登
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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