『言語哲学入門』(服部裕幸)

タイトル通り、言語哲学の入門書。
言語哲学」とは、“言語について考察を加える学問”であり“言語についての疑問に答えようとする営み”ということになるらしい。
いまいち漠然としているけど、まあなんというか、言語に関する問題のうち言語学では扱わない部分が言語哲学ということで。
 
短い章立てになっていて、文章も平易でわかりやすい。
「哲学」の本だからとヘンな気負いを抱くことなく読んでいける。
ただしあくまで“入門”なので、本書に呈示された問題・疑問がすべてすっきり解決されるわけではないので要注意。

言語哲学入門

言語哲学入門