『ものと人間の文化史143 人魚』(田辺悟)

タイトル通り“人魚”の本。
といっても民俗学的に、その成立や意味を問いかけていく内容ではなく。
人魚が登場する、あるいはモチーフとなっている古今東西の文献や文学、伝説・伝承、芸術、建築、歴史遺物、切手、工芸品云々を網羅する。
人魚コレクターな筆者が、その趣味世界と思いの丈を綴った本。
わかりやすくまとめてあって、わりと楽しく読めた。
 
とりあえず。
男の人魚は見たくない。

人魚(にんぎょ) (ものと人間の文化史)

人魚(にんぎょ) (ものと人間の文化史)