『遠きに目ありて』(天藤真著)

脳性マヒの少年を安楽椅子探偵役に据えた連作推理短編集。
第五話「完全な不在」が爽快で◎
真名部警部、いい人すぎ。
30年前に書かれた作品ながら、バリアフリー問題に対する慧眼が辛辣。
 
天藤真といえば『大誘拐』が面白かった。

遠きに目ありて (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

遠きに目ありて (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)