『ひまわりの祝祭』(藤原伊織著)
ハードボイルドは自分に合わない……といいつつ、また読んでしまいました。
実際、ストーリー自体は自分の好みではなかったです。
それでも、文体とか文章とか、キャラの造形とか、シナリオの展開のさせ方とか。
惹かれる要素満載で、読まないではいられなかったというか。
『てのひらの闇』もすでに入手済み。
主人公側のキャラのスペックがやけに高かったり、あまりに予定調和な展開だったり。
そのあたりが気にならなければ、安心して読める娯楽小説。
普通に面白かったです。
ただ、ラストの展開は、自分好みではなかったなぁ。
太ること気にせずひたすら甘いモノを食べつづける主人公が、たいへん羨ましゅうございました。
- 作者: 藤原伊織
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/06/15
- メディア: 文庫
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