『雲の中の証人』(天藤真)
古本屋で100円で叩き売られていて、即買い(角川版のほう)。
すごく得した気分。
短編6編を収録。
内、1編を除けば、皆、弁護士・法廷モノあるいはその亜流。
ユーモアたっぷりなものから、社会派のシリアスなモノまで、バラエィあふれる内容になってます。
弱い者が最後に救われるという意味でいちばん溜飲が下がるのが『赤い鴉』。
逆に救われないけど余韻を残すのが『或る殺人』。
表題作『雲の中の証人』は面白いんだけど、ラストの展開にやや無理があるような。
- 作者: 天藤真
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1982/03
- メディア: 文庫
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- 作者: 天藤真
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2001/05/24
- メディア: 文庫
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