『まちがいだらけの日本語文法』(町田健)

学校で習う国文法の欠点を指摘し、様々な事例を挙げてより深く詳細に解いていく。
たとえば、「ようだ」と「らしい」はともに“推定の助動詞”と呼ばれるが、その意味のちがいは学校文法では教えてくれない。
では、その区別はどうなってるのか?
……とか。
そういったことを、教えてくれる。
学校で習う文法はつまらないけど、本当の文法はおもしろい。
 
本書の最後に、橋本文法と時枝文法の不備を俯瞰する一章があって。
短い文章ながら、興味深く読めた。

まちがいだらけの日本語文法 (講談社現代新書)

まちがいだらけの日本語文法 (講談社現代新書)