『魔術との出会い いま再びルネサンスを』(澤井繁男)

ルネサンス期における(白)魔術や錬金術占星術の思想を説いた本。
数学者としても有名なカルダーノや、“魔術師”デッラ・ポルタの著述等をとりあげる。
自然を支配下に置こうとする父性原理のキリスト教と、アニミズムに基づく母性原理の<魔術>の対比が鮮やか。
文章は平易ながら、内容はわりとマニアック。